「箱詰め」
パフォーマンス

八坂健二|1964

ログジャム・ニッチ・ノットによる「箱詰め」パフォーマンス|作品解説

べトナム戦争における日本のアメリカ軍支援を批判する八坂は、アメリカ軍によるコンテナの使用および特需による日本の経済発展に注目し、それを同時期の日本における、海外渡航の解禁(1964 年)に伴う安価なスーツケースの大量生産と重ね合わせ、自らがスーツケースに入り輸送されるというパフォーマンスを実行した。これは、日本の BDSM コミュニティで定番となる閉所拘束プレイの起源とされる。

溝上悠真による「箱詰め」パフォーマンス|コメント

コンテナに注目した「箱詰め」の実践は、不法移民の密航手段としてコンテナが用いられ、多数の死亡事故が発生している現代において示唆的だろう。